2011年9月11日日曜日

能動と受動



石本さんによる集中講座が終了しました。石本さんがおっしゃるように、これはまだ演技に至るまでのプロセスに過ぎないのだけれど、演技力をつけてゆくためにどのようにしたらいいのかということに対して、ヒントを与えられたように思います。
今回のテーマは、心におこる衝動をどう演技につなげるか、またその「衝動」をどう俳優が感じ、台詞に引きずられること無く、それを信じて演技することができるのか、だったと思います。相手役との関係をどう構築してゆくのか。能動的に相手に関わるもの、とそれを受けて演じるもの(受動)とに分けて、動きや相手とのやり取りから見えてくる関係やつながりから、演技をとらえなおしてゆく丁寧な作業が3日間行なわれました。濃度の濃いワークショップだったと思います。
 俳優訓練をどのようにおこなってゆくべきか、ということに関しても考えさせられる3日間でした。

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